ホテル・カリフォルニア 2015 2 1
見栄を張って高級ホテルに泊まったが、
所持金が足りなかった。
あなたなら、どうする。
これが、今のギリシャです。
金融情報サイトのFISCOでは、
1月28日、このようなニュースがありました。
ギリシャの「反緊縮」政権のファロファキス財務相は、
ギリシャは、ユーロ圏に留まりながら、
デフォルト(債務不履行)すべきだという持論を展開してきた。
そして、「ギリシャは、ユーロに参加すべきではなかったが、
入ってしまった以上、離脱は、崖から落ちるようなものだ。
いつでもチェックアウトできるが、
決してホテルから去ることはできない、
『ホテル・カリフォルニア』がギリシャの立場を表している」と述べている。
ギリシャの新財務相は、ホテル・ユーロにチェックインした後、
宿泊代金を所持していないため、自己破産を主張する人物であるらしい。
(引用、以上)
今、世間の耳目は、いわゆる「イスラム国」に注目が集まっていますが、
ギリシャの動きについても、目が離せません。
ユーロの「ドミノ倒し」、
いや、「ホテル・カリフォルニア」倶楽部が、
スペインにまで広がったら、どうしようと考えてしまいます。
以前、「人類最初のデフォルトはギリシャだった」と週刊誌に書いてありましたが、
そうすると、今回は、何回目のデフォルトになるのでしょうか。
「事実は小説よりも好奇心をかき立てる」
国際ニュースを見ていると、そう思いたくなります。
ギリシャの自己破産よりも、
ユーロを分割して、「南ユーロ」と「北ユーロ」にするのが、
「持続可能なユーロだ」と思います。